ダニール・シムキンのすべて インテンシオ
2012年 11月 24日
シムキン主催のインテンシオを観て来ました
インテンシオはintention(意図)にintense(力強い、強烈な)を合わせた造語。シムキンたちが生み出したいと思う体験を表しているそうです。
どのダンサーも素晴らしく、夢のような舞台でした。特に印象に残ったのは都さんとボッレのロミジュリ。美しかった~ それからプリンシパルの貫禄が出てきたコリー・スターンズ、素敵でした。
「オープニング」
スクリーンに映し出されるシムキンの映像の向こうで本日の出演者達がチュチュにパーカー、レッグウォーマーを着けた姿でリハーサル風景を演じています。こんな風に↓
オープニングの動画はこちら。埋め込み不可でしたのでリンク先で見て下さい。
「Qi (気)」
振付・アナベル・ロペス・オチョア
音楽:オーラヴル・アルナルズ
ダニール・シムキン(アメリカンバレエシアター)
シムキンから沸き出る「Qi 」がスクリーンに広がります。シムキンの動きって手足の先まで神経が行き届いていて本当に綺麗。
「葉は色あせて」
振付:アントニー・チューダー
音楽:アントニン・ドヴォルザーク
ジュリー・ケント(アメリカンバレエシアター)/コリー・スターンズ(アメリカンバレエシアター)
コリー!昨年のABT来日公演の時よりプリンシパルの貫禄が出てとても素敵でした!!私はジュリーの美しい足の運び方が好き(細かい・笑)。今日も美しい足の運びでした。
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
イザベラ・ボイルストン(アメリカンバレエシアター)/ホアキン・デ・ルース(ニューヨークシティバレエ)
チャイパドはちゃきちゃきした踊りですが、ちゃきちゃきの中にも柔らかさが欲しい。イザベラのチャイパドはちょっと雑に観えちゃいました
ホアキンは美しい回転。ジャンプはもう少し頑張って欲しかった。私の中でチャイパドの男性のVaは白鳥の湖で観た熊川さん&サラファーノフが基準になっており、それを越えるものにまだ出会えないです。
チャイパドの男性のVaは音楽も振りも好き♪ こちらは熊川さんが踊るチャイパドの男性Va(白鳥の湖の中で王子のVaとしても踊られます)。
「白鳥の湖」より グラン・アダージオ
イリーナ・コレスニコワ(サンクトペテルブルグ・バレエ・シアター)/ウラジーミル・シショフ(ウィーン国立バレエ団)
「ん?!この曲ってこんなにゆっくりだっけ?!」と思う程イリーナの動きがものすごくスロー。音楽もゆっくり、舞台は暗いで睡魔が・・・。正直、イリーナの踊りは好みではありませんが「回転得意なのかな?」と感じさせるような美しいピルエットには目が釘付けになりました。
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
ジュリー・ケント/ロベルト・ボッレ
大人な2人組(笑)ボッレを生で観るのは初めてでしたが、逞しくてゴメスっぽい。
「海賊」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
マリア・コチェトコワ(サンフランシスコバレエ団)/ダニール・シムキン
きたよ~大好きなコチェトコワ!!可愛い!!グランフェッテは途中、円を描きながら回ってました。加治屋さんもドンキでやっていたけれど、難しいことをやっているのに観客には何してるのかちょっと分かりづらいですよねこれ
そして、アリの最初の登場場面、シムキンのアラベスクの美しいことこのアラベスクを観れただけで今日来た甲斐があったってものよ。
何度この動画を何度見たことか。最初のアラベスク本当に綺麗だった~。ちなみに「くるみ割り人形」の記事で「グランピルエットも最後はア・ラ・スゴンドのポーズで静止してゆっくり足を下ろしてポーズ。恐るべしシムキンのバランス力」と書いた動きは下記動画の4分35秒あたりの動きのことです。
-休憩-
「雨」
振付:アナベル・ロペス・オチョア
音楽:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
イザベラ・ボイルストン/ダニール・シムキン
音楽はゴールドベルク変奏曲よりアリアだったと思います。イザベラはチャイパドよりこちらの方が綺麗でした。
「ジゼル」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
マリア・コチェトコワ/ホアキン・デ・ルース
コチェトコワって元気で溌剌とした印象なので「ジゼルってどうなのかな?」と思っていましたがジゼルもとっても似合ってました ジゼルのVaの中でジゼルが跳びまわる(表現が正しいか謎ですが)ところがありますが、その動きを観ると「やはり溌剌とした踊りの方が彼女に似合いそう」と感じました。
「クルーエル・ワールド」
振付:ジェイムズ・クデルカ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ジュリー・ケント/コリー・スターンズ
「葉は色あせて」と似たような衣装と振り。どちらも素敵な演目ですが似ているため印象に残りづらい。特にコリーはジュリーのサポートメインのこの2演目しか踊らないのでなんだかもったいないなぁ。コリー、プリンシパルとしての安定感が感じられ、とても素敵でした。それだけに他の演目で観たかった
「白鳥の湖」より 黒鳥のパ・ド・ドゥ
イリーナ・コレスニコワ/ウラジーミル・シショフ
イリーナは黒鳥の方が似合ってました。白鳥同様、「もう少し踊りにめりはりが欲しいなぁ」と感じました。しかし圧倒的な存在感はシショフの存在を消す勢い。オデットで感じた通り、回転物の安定感がすごい。全くぶれない安定した32回転はブラボーですね
「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
吉田都/ロベルト・ボッレ
本日、一番印象に残った演目。都さんとボッレの笑顔がとっても素敵!!ボッレ、背が高いからリフトが超高い!バルコニーPDDの見せ場のリフト(男性が屈伸するやつ)、思わず「高っ!!」と声が出そうに(笑)インテンシオで都さんのロミジュリが観れてラッキーでした。
「レ・ブルジョワ」
ダニール・シムキン
シムキンといえばレ・ブルジョワ。これを観るのは2回目ですが、前回同様キュートな演技とそのキュートさからは想像出来ないような迫力あるジャンプに会場が沸きました
「フィナーレ」
オープニング同様、スクリーンに踊るシムキンが映し出され、その向こうで出演者たちが、各々が演じた演目の見せ場を演じるという流れ。
フィナーレ(4分20秒あたりから)はこんな感じ。最後、スクリーン上に足先からシムキンが作られて(7分15秒位)いくのですが、この時のルルベの足がすごい!つま先立ちしているかのようなルルベなんですよー。
今日の出待ちは寒くて凍え死ぬ かと思いましたがお目当てのダンサーたちと写真を撮ることができました今回はシムキンにしっかり目を合わせて「サンキュー」と言ってもらえたので待った甲斐あり^^
インテンシオはintention(意図)にintense(力強い、強烈な)を合わせた造語。シムキンたちが生み出したいと思う体験を表しているそうです。
どのダンサーも素晴らしく、夢のような舞台でした。特に印象に残ったのは都さんとボッレのロミジュリ。美しかった~ それからプリンシパルの貫禄が出てきたコリー・スターンズ、素敵でした。
「オープニング」
スクリーンに映し出されるシムキンの映像の向こうで本日の出演者達がチュチュにパーカー、レッグウォーマーを着けた姿でリハーサル風景を演じています。こんな風に↓
「Qi (気)」
振付・アナベル・ロペス・オチョア
音楽:オーラヴル・アルナルズ
ダニール・シムキン(アメリカンバレエシアター)
シムキンから沸き出る「Qi 」がスクリーンに広がります。シムキンの動きって手足の先まで神経が行き届いていて本当に綺麗。
「葉は色あせて」
振付:アントニー・チューダー
音楽:アントニン・ドヴォルザーク
ジュリー・ケント(アメリカンバレエシアター)/コリー・スターンズ(アメリカンバレエシアター)
コリー!昨年のABT来日公演の時よりプリンシパルの貫禄が出てとても素敵でした!!私はジュリーの美しい足の運び方が好き(細かい・笑)。今日も美しい足の運びでした。
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
イザベラ・ボイルストン(アメリカンバレエシアター)/ホアキン・デ・ルース(ニューヨークシティバレエ)
チャイパドはちゃきちゃきした踊りですが、ちゃきちゃきの中にも柔らかさが欲しい。イザベラのチャイパドはちょっと雑に観えちゃいました
ホアキンは美しい回転。ジャンプはもう少し頑張って欲しかった。私の中でチャイパドの男性のVaは白鳥の湖で観た熊川さん&サラファーノフが基準になっており、それを越えるものにまだ出会えないです。
チャイパドの男性のVaは音楽も振りも好き♪ こちらは熊川さんが踊るチャイパドの男性Va(白鳥の湖の中で王子のVaとしても踊られます)。
「白鳥の湖」より グラン・アダージオ
イリーナ・コレスニコワ(サンクトペテルブルグ・バレエ・シアター)/ウラジーミル・シショフ(ウィーン国立バレエ団)
「ん?!この曲ってこんなにゆっくりだっけ?!」と思う程イリーナの動きがものすごくスロー。音楽もゆっくり、舞台は暗いで睡魔が・・・。正直、イリーナの踊りは好みではありませんが「回転得意なのかな?」と感じさせるような美しいピルエットには目が釘付けになりました。
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
ジュリー・ケント/ロベルト・ボッレ
大人な2人組(笑)ボッレを生で観るのは初めてでしたが、逞しくてゴメスっぽい。
「海賊」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
マリア・コチェトコワ(サンフランシスコバレエ団)/ダニール・シムキン
きたよ~大好きなコチェトコワ!!可愛い!!グランフェッテは途中、円を描きながら回ってました。加治屋さんもドンキでやっていたけれど、難しいことをやっているのに観客には何してるのかちょっと分かりづらいですよねこれ
そして、アリの最初の登場場面、シムキンのアラベスクの美しいことこのアラベスクを観れただけで今日来た甲斐があったってものよ。
何度この動画を何度見たことか。最初のアラベスク本当に綺麗だった~。ちなみに「くるみ割り人形」の記事で「グランピルエットも最後はア・ラ・スゴンドのポーズで静止してゆっくり足を下ろしてポーズ。恐るべしシムキンのバランス力」と書いた動きは下記動画の4分35秒あたりの動きのことです。
-休憩-
「雨」
振付:アナベル・ロペス・オチョア
音楽:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
イザベラ・ボイルストン/ダニール・シムキン
音楽はゴールドベルク変奏曲よりアリアだったと思います。イザベラはチャイパドよりこちらの方が綺麗でした。
「ジゼル」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
マリア・コチェトコワ/ホアキン・デ・ルース
コチェトコワって元気で溌剌とした印象なので「ジゼルってどうなのかな?」と思っていましたがジゼルもとっても似合ってました ジゼルのVaの中でジゼルが跳びまわる(表現が正しいか謎ですが)ところがありますが、その動きを観ると「やはり溌剌とした踊りの方が彼女に似合いそう」と感じました。
「クルーエル・ワールド」
振付:ジェイムズ・クデルカ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ジュリー・ケント/コリー・スターンズ
「葉は色あせて」と似たような衣装と振り。どちらも素敵な演目ですが似ているため印象に残りづらい。特にコリーはジュリーのサポートメインのこの2演目しか踊らないのでなんだかもったいないなぁ。コリー、プリンシパルとしての安定感が感じられ、とても素敵でした。それだけに他の演目で観たかった
「白鳥の湖」より 黒鳥のパ・ド・ドゥ
イリーナ・コレスニコワ/ウラジーミル・シショフ
イリーナは黒鳥の方が似合ってました。白鳥同様、「もう少し踊りにめりはりが欲しいなぁ」と感じました。しかし圧倒的な存在感はシショフの存在を消す勢い。オデットで感じた通り、回転物の安定感がすごい。全くぶれない安定した32回転はブラボーですね
「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
吉田都/ロベルト・ボッレ
本日、一番印象に残った演目。都さんとボッレの笑顔がとっても素敵!!ボッレ、背が高いからリフトが超高い!バルコニーPDDの見せ場のリフト(男性が屈伸するやつ)、思わず「高っ!!」と声が出そうに(笑)インテンシオで都さんのロミジュリが観れてラッキーでした。
「レ・ブルジョワ」
ダニール・シムキン
シムキンといえばレ・ブルジョワ。これを観るのは2回目ですが、前回同様キュートな演技とそのキュートさからは想像出来ないような迫力あるジャンプに会場が沸きました
「フィナーレ」
オープニング同様、スクリーンに踊るシムキンが映し出され、その向こうで出演者たちが、各々が演じた演目の見せ場を演じるという流れ。
フィナーレ(4分20秒あたりから)はこんな感じ。最後、スクリーン上に足先からシムキンが作られて(7分15秒位)いくのですが、この時のルルベの足がすごい!つま先立ちしているかのようなルルベなんですよー。
今日の出待ちは寒くて凍え死ぬ かと思いましたがお目当てのダンサーたちと写真を撮ることができました今回はシムキンにしっかり目を合わせて「サンキュー」と言ってもらえたので待った甲斐あり^^
by rabbitsick
| 2012-11-24 23:37
| バレエ
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