香川 旧金毘羅大芝居 金丸座
2016年 02月 27日
香川2日目、天保6年(1835)に建てられた現存する日本最古の芝居小屋「金丸座」に行って来ました。
「金丸座」見学、すごーーーーーーっく面白かった!!素人とはいえ舞台経験のある身としては、舞台の仕組みが非常に興味深かったです。
まねき看板。市川海老蔵の文字が。
一般庶民は大人ひとりがかがんで通れるサイズの鼠木戸から入ります。この両側に大木戸、御用木戸があり、身分別に使い分けされています。ちなみに雅子様がいらした時は御用木戸が開放されたそうです。
木戸をくぐると右手に通り札を渡す札場。ここには到着板が展示されていました。到着板は役者が出勤したら名前に印を挿す出勤簿。私たちも楽屋入りしたら名前を書いています。へ~同じね~。奥は今年の公演に出演した役者の直筆。
木戸をくぐって左奥にある下足場。履物を預けると番号が書かれた木の下足札を受け取ります。この手法は今も居酒屋やコインロッカーで使われてますね。
札場から下足場に続く通路の両側には、今までの公演出演者の名前が書かれた板が並んでいます。
昭和60年に復活した「こんぴら歌舞伎」。こちらが第1回の出演者。
上段に片岡千代丸の名が。愛之助が子役で出演したそうです。
舞台へ続く花道(鳥屋から撮影)。鳥屋(とや)とは、役者が花道に出入りする際の控え場所。鳥が羽ばたくように勢い良く飛び出すので鳥屋と呼ばれているそうです。鳥屋と花道の間には幕がかかっていますが、幕に金属の輪が付いており、ばっと開くと大きな音が出て観客を惹きつける効果音になります。幕には小さな穴(鯨の目っていうんだって)が空いており、役者が客席の様子を伺うことができます。
花道を舞台に向かって進み、花道の七三(舞台から三分、鳥屋から七分の位置)に昇降する舞台装置スッポン(セリ)があります。これ人力で上下に動かします。スッポンが首を出すように役者(幽霊などに使われるそう)がせり上がってくるからそう呼ばれているそうです。ちなみに見得を切る場所でもあるため、その先には見せ場がよく観えるロイヤルボックスが。これもオペラハウスと同じですねー。ガイドさんによると日本は鎖国していたため、相互に真似たわけではないそうです。
舞台から客席を望む。長い間公演は行われず、観光名所となっていた「金丸座」、昭和59年にテレビ番組の撮影で訪れた中村吉右衛門、澤村藤十郎、中村勘九郎らが「この舞台に立ちたい」と魅了され、35年ぶりに「こんぴら歌舞伎」を復活することになったそうですよ~。
舞台は回転する回り舞台。セリもあります。舞台下(奈落)の4本の棒を動かし回転させます。奥に観える階段のある所がセリ。どちらも人力で動かします。
舞台裏にある楽屋。これは大部屋です。序列で使い分けていたんでしょうねぇ。バレエも同じですわ。
ブドウ棚と呼ばれる天井。ここから紙吹雪を降らせます。かけすじという役者が宙を舞って花道を移動する装置もついています。ちなみに空調設備なし、自然光使用のため、年に1度、桜の時期に日中公演が行われます。
ブドウ棚や舞台の天井には、一本の檜、松で造られた梁(?)
美しい顔見世提灯。
金丸座から見た讃岐富士(飯野山)
まねき看板。市川海老蔵の文字が。
一般庶民は大人ひとりがかがんで通れるサイズの鼠木戸から入ります。この両側に大木戸、御用木戸があり、身分別に使い分けされています。ちなみに雅子様がいらした時は御用木戸が開放されたそうです。
木戸をくぐると右手に通り札を渡す札場。ここには到着板が展示されていました。到着板は役者が出勤したら名前に印を挿す出勤簿。私たちも楽屋入りしたら名前を書いています。へ~同じね~。奥は今年の公演に出演した役者の直筆。
木戸をくぐって左奥にある下足場。履物を預けると番号が書かれた木の下足札を受け取ります。この手法は今も居酒屋やコインロッカーで使われてますね。
札場から下足場に続く通路の両側には、今までの公演出演者の名前が書かれた板が並んでいます。
昭和60年に復活した「こんぴら歌舞伎」。こちらが第1回の出演者。
上段に片岡千代丸の名が。愛之助が子役で出演したそうです。
舞台へ続く花道(鳥屋から撮影)。鳥屋(とや)とは、役者が花道に出入りする際の控え場所。鳥が羽ばたくように勢い良く飛び出すので鳥屋と呼ばれているそうです。鳥屋と花道の間には幕がかかっていますが、幕に金属の輪が付いており、ばっと開くと大きな音が出て観客を惹きつける効果音になります。幕には小さな穴(鯨の目っていうんだって)が空いており、役者が客席の様子を伺うことができます。
花道を舞台に向かって進み、花道の七三(舞台から三分、鳥屋から七分の位置)に昇降する舞台装置スッポン(セリ)があります。これ人力で上下に動かします。スッポンが首を出すように役者(幽霊などに使われるそう)がせり上がってくるからそう呼ばれているそうです。ちなみに見得を切る場所でもあるため、その先には見せ場がよく観えるロイヤルボックスが。これもオペラハウスと同じですねー。ガイドさんによると日本は鎖国していたため、相互に真似たわけではないそうです。
舞台から客席を望む。長い間公演は行われず、観光名所となっていた「金丸座」、昭和59年にテレビ番組の撮影で訪れた中村吉右衛門、澤村藤十郎、中村勘九郎らが「この舞台に立ちたい」と魅了され、35年ぶりに「こんぴら歌舞伎」を復活することになったそうですよ~。
舞台は回転する回り舞台。セリもあります。舞台下(奈落)の4本の棒を動かし回転させます。奥に観える階段のある所がセリ。どちらも人力で動かします。
舞台裏にある楽屋。これは大部屋です。序列で使い分けていたんでしょうねぇ。バレエも同じですわ。
ブドウ棚と呼ばれる天井。ここから紙吹雪を降らせます。かけすじという役者が宙を舞って花道を移動する装置もついています。ちなみに空調設備なし、自然光使用のため、年に1度、桜の時期に日中公演が行われます。
ブドウ棚や舞台の天井には、一本の檜、松で造られた梁(?)
美しい顔見世提灯。
金丸座から見た讃岐富士(飯野山)
時間がなく断念しましたが、こんぴらさんの参道(石段785段)は、4段登りました!
「金丸座」見学、面白かった!!!チケット取れないだろうけど、1度「金丸座」で歌舞伎を観てみたいなぁ。
by rabbitsick
| 2016-02-27 20:45
| 国内
|
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